エアフランス機がエンジン故障で大西洋上緊急Uターン—乗客311人は無事帰還

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事故の概要

2025年8月19日、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)を出発したエアフランスAF9便(ボーイング777-300ER)が、離陸後まもなく右エンジンに不具合を検知。機長は緊急事態を意味する「メーデー(Mayday)」を宣言し、非常用トランスポンダコード7700を発信した。

緊急着陸の対応と安全確保

同機は大西洋上でUターンし、約3時間後にJFK空港へ無事着陸。乗客・乗員計311人にけがはなく、エンジン損傷の原因調査が現在進められている。航空当局による初期発表では、重大な火災や爆発の危険は発生していなかった。

乗客の証言と現場対応

複数の乗客がSNS上で「機内に異常音と振動を感じた」と証言。一部は酸素マスク準備を促されたものの、パニックは起こらず、客室乗務員の冷静な指示が乗客の安心につながったとされる。

日本への影響

同機には日本人乗客は確認されていないものの、今後の国際線安全運航に向けて日本の航空業界にも影響が及ぶ可能性がある。特に、長距離路線でのエンジン故障対応マニュアルの再検討が想定される。

今後の調査と見通し

エアフランスはエンジンメーカーおよびフランス民間航空局(DGAC)と共同で詳細な原因究明を開始。整備記録や燃料系統に関する情報も調査対象となっている。再発防止策として、対象機材の追加点検が行われる見通し。


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